[158]第10回 フレアスカートでの正座


発行日:2013/12/21
タイトル:第10回 フレアスカートでの正座
シリーズ名:正座のある生活
シリーズ番号:10

分類:電子書籍
販売形式:ダウンロード販売
ファイル形式:pdf
販売価格:100円

著者:上村 樹
イラスト:中理 柴

販売サイト
https://seiza.booth.pm/items/3131540

本文

 正座をするとどうしても足が痺れてしまうものです。足を締め付けないような服装ももちろん大切ですが、痺れた時にこっそり足をラクな姿勢にすることができるものを選ぶのもポイントの一つです。
 足全体を覆い隠すことができるフレアスカートは、そういう時に有用な服装です。
 痺れ対策の一つに、膝をぴったりとくっつけないようにする、というのがあり、フレアスカートを着用していると膝をあけていても気づかれる心配もないですよね。
 タイトスカートなど裾が広がらないものの方が見た目はフレアスカートよりも綺麗なのですが、膝をくっつけていないとすぐに分かるので、ずっと気を遣い続けないとならなくなります。着物などもあまり目立たずにこれを行う事ができるので、男性は着物がおすすめです。
 また痺れそうになった時に、女性ですと足を斜めにずらすようにして崩すとラクになるのですが、これもフレアスカートだとそんなに目立つことはありません。ちなみにお茶会などで足を崩す時には、主催者の許可を得てから崩すのがマナーです。
 ロング丈のおマーメイドタイプのスカートもおすすめです。ゆったりとしているので正座もしやすいですし、シルエットもとても綺麗です。


 最近では正座をする機会は少なくなっているものの、弔辞など、長時間正座をしてなくてはならない場合があります。
 弔辞などの席では昔は女性はスカートを着用するのがマナーとされていました。最近ではパンツルックも認められてきていますが、あまり細身のものを選ぶとカジュアルすぎて見える場合があります。ちなみにパンツルックでもいいかは地域によって違いますので、事前にチェックしておきましょう。
 パンツルックであってもスカートであっても、あまり肌を露出しないようなものが好まれています。膝が隠れる丈のフレアスカートがあると、足を崩しても目立ちにくくあまり肌も露出されないという両方の面でメリットがあります。

 スカートで正座をする時には二種類の座り方があります。
 裾をお尻に敷くようにして座るのと、裾を広げて座るやり方です。
 両者の特徴といえば、後者の座り方ではシワができづらい一方で、見る人によっては少し子供っぽい印象を与えてしまう場合があります。また、裾が広がる為に他の人が歩くのに邪魔になってしまう可能性もあるため、普段から裾をお尻に敷く方法で正座をするクセをつけるのをおすすめします。見た目としても、その方がいい印象を与えます。
 シワの対策としては、ポリエステルの生地などなるべくシワになりづらい素材のスカートを選ぶようにしましょう。他にも色々とシワになりづらい工夫がされているスカートがあるので、お店の人とよく相談するようにするといいです。
 また、プリーツが入ったようなものだとシワができても目立ちづらいので、選ぶ時にはそういったスカートの造りにも気を配りましょう。

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