6時間の思い出…。
掲載日:2007/04/25
投稿者:ron_5(男性)
6時間。
菩提寺で行われる年末年始の恒例行事、大晦日23:00から元旦の明け方5:00までの読経の時間です。
つまり、休憩時間のないノンストップの6時間読経。
その間の私はというと……、
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まじめに正座してました。
(↑だって、和尚が怖い人だったから。。汗)
でもでも、よーく考えてみると、和尚の座っている位置は、正座している私の前方なので、
つまりは…、
和尚の視界に私は存在していなかったわけなのです。
そりゃあー、いくら怖い和尚でも、背中には眼はないですからね。
(↑いま想えば本当に従順で可愛い自分でした…汗)
なんと、通算10回の6時間正座でゴザイマス。
10回と言うことは年末年始を10回ですから、10年間なのであります。
(↑自分を褒めてあげたいと思ってます…汗)
おかげさまで現在では、
二日ぐらいに一度は、お仏壇の前で約20分の正座です。軽いもんです。(←少々自慢)
さて、あらためて『正座』を考えてみますと、
わたしの場合ですけど、
正座って…………とっても心が落ち着くんですね。
正座って…………弛んでる気持ちが引き締まるんです。
もっといいますと、
シャンとして正座しますと………自分自身と向き合えてるような気がします。
背もたれのあるイスと較べて、「正座」は肉体と地面との一点だけの接点ですので、そのぶん相応に、強い心が育まれるような気がしてなりません。
しかしながら残念なことに、私どもの国では生活様式などの変化により、正座の機会が無くなりつつあります。
当節流行の「欧米か…?」ではないのですが、日本国の「欧米化」も、ほどほどでありたいものですね。
そうように思うのは…私だけなのでしょうか?
結びに、今は亡き偉大な和尚に、改めて感謝させていただきます。
今になっては懐かしき6時間の正座読経、ありがとうございました。