書道の時間


掲載日:2007/09/13
投稿者:由紀子(大阪府32才女性)

中学校時代の話です。私の学校では1年生だけ週1回の国語が書道の時間になってました。とても厳しい女の先生が担当で、殴ったりはしなかったですが、悪いことをすると必ず正座の罰がありました。

4月の最初から、書道道具の忘れ物がある人は正座させられました。見つかると授業の終わりまで許してもらえず正座です。制服で固いイスの上に正座で、授業の最後にはかなり痛そうでした。

7月ごろ時間割変更があった日に5人以上が道具を忘れ「たるんでる」と怒られ、とうとう連帯責任でクラス全員正座になりました。それまで厳しい罰は受けたことなかった私ですが、連帯責任のは逃げられず初めての正座罰でした。とてもくやしかったです。

1学期の終わりごろに墨汁をこぼして女子の制服を汚した男子が厳しく叱られ、2学期から書道の時間は全員体操服で受けることになりました。女子の体操服はブルマだったので毎週恥ずかしい思いをしました。そのころ学校が荒れていて毎週いたずらをする生徒が居たので、ついに11月以降の書道の時間は最初から最後まで全員正座で受けなければいけなくなり、3月まで続きました。

授業時には「起立、礼」と学級委員が号令したあと、先生から「はい、全員正座!」と号令がかかって、毎回与えられた課題文字を黙々と書くという授業になりました。とにかく1時間、一言も話せず、体操服・ブルマ姿で固いイスの上に背筋をピンとして正座させられ、何度も同じ字を書かされました。

座禅の修行のようで、足がしびれて字がうまく書けなくなると叱られました。あまり罰を受けたことのない私は、いまだに書道の時間の正座のときの緊張感が記憶に残っていて、時々自分で正座しています。

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