掲載日:2017/02/12

とりあえず座れ

第16回 正座に似合う部屋作り

著者かねしろさく
イラスト中理 柴
 最近インテリアに凝っている、というほどではないけれど。このあいだ引っ越しをしまして、ついでに家具を一新しました。どうせなら可愛い部屋に住みたいと、気づけばインテリア選びにのめり込む日々でした。
 以前住んでいたところは和室があったのが素敵なマンションでしたが、今度はフローリングの部屋です。ここでもまったり正座ができる生活がしたいものです。

 そこで考えたのは、全体的に低く暮らすということ。床に直接座る生活スタイルに馴染むのは、背の低いインテリアだと思いました。

 低く暮らす利点としては
・地震の際、落下による怪我や破損のリスクが低い。
・天井が高く、部屋がすっきりと広く見える。
 などがあげられます。低い家具のほうが圧迫感が出づらいのでリラックスできるそうで、寝室などにはとくにおすすめです。

 写真のように、背の高い家具は迫るような雰囲気が出てしまいがち。
torisuwa_16_s1  低めの家具のほうが解放感があり、天井が高く、部屋が広く見えます。また、複数置く場合は高さをそろえたほうがすっきりとします。家具の色味も統一すると見栄えがいいですね。

torisuwa_16_s2 torisuwa_16_s5  部屋を広く見せる簡単なコツは、
①壁や床が見える面積を広くとること
②明るい色の家具、ファブリックを選ぶこと
 この二点が実現しやすいルールでしょう。

 ①については、壁の大部分を家具などで遮ってしまうと部屋の奥行きが失われてしまいます。
 低めの家具を選ぶ以外にも、背板のないオープンラックを用いたりすると壁を隠さず奥行きが出せます。

 ②黒い壁の部屋と白い壁の部屋では、同じ大きさでも白い壁のほうが広く、明るく見えます。六~七畳の小さなお部屋では、ダークカラーでまとめたシックなコーディネートはやや上級者向けといえるでしょう。

 部屋を広々と見せるのが一番の目的なら、床を隠してしまうラグは敷かないほうがいいようです。だけど私は床に直接座って過ごしたいので、床の色になじむ明るくて淡い色のラグを選びました。
 テーブルはしっかりしたものはあえて置かずに、折り畳み式の小さなものにしました。天板が透明なガラスになっているものも、圧迫感が少ないのでおすすめです。

torisuwa_16_s3 torisuwa_16_s4  また、六畳くらいの部屋だとベッドひとつ置くだけで窮屈に感じてしまうことも。ここはローベッドにして、天井を高く、すっきりと。スペース削減が目的なら下が収納になっているベッドでもいいかもしれない。

 と、まぁこんな感じで、休日にIKEAやニトリに出かける楽しい日々が続きました。
 以前は私、恥ずかしながらいわゆる「片づけられない女」でした。しかしインテリアを気にするようになってからというもの、部屋を綺麗に保つできるようになりました。
 やはり家具を選んであれこれと考え作った自分好みの部屋だからでしょうか。掃除が少し楽しいのです。前までは週末にまとめて掃除するスタイルでしたが、今は毎日少しずつ目についたところを片付ける習慣ができました。
 部屋が綺麗だと、夜に仕事から帰りひと息ついたときの癒やされ度が違いますね。
 良いことずくめなインテリア遊びですが、唯一怖いのは毎月のクレジットカードの引き落としです。インテリアって凝りはじめるとあれもこれもほしくなっちゃって……いやぁ、がんばって働こう!