正座とは膝から足の甲までを床につけ、膝を曲げてかかとの上にお尻を乗せる座り方です。
- 背筋は伸ばす。
- 肘を垂直におろすようにし手は太股の付け根と膝の間に重ねずにハの字におく。脇は閉じる又は軽く開く程度にする。
- 膝同士は「ぴったりつける~握りこぶし1つ分」開く。
- 足の裏は「親指程度が触れる程度、親指同士を重ねる、深く重ねる」など楽なようにしてください。
注意事項 - 親指同士が離れないようにしてください。
- 片方の親指が他方のかかとより外に出ないようにしてください。
- スカートの場合は、お尻の下にスカートを敷くようにします。
辛くなりましたら無理はせず足を崩して下さい。◆正座をするときにスカートをお尻の下に敷く理由
日常ではスカートを穿いて正座をする場面もあります。
その場合は、お尻の下にスカートを敷く事がとても大切です。
以下の美しさ・配慮・衛生面の観点から、その理由を見ていきましょう。
・美しさ
スカートをお尻の下に敷いているほうがきちんと正座しているように見え、また立ち居振る舞いも美しくなります。
裾をしっかり押さえながら座ると、シワになりにくく、床の汚れも巻き取らずに済みます。
普段から美しい正座をするように心掛けましょう。
・配慮
人が後ろを通るような場所でスカートが広がっている場合は、通行の妨げとなってしまいます。
また、限られたスペースでは、人より多くの場所を占めることになったり、人の往来で知らない間にはだけてしまったりする事も……。
他の方の迷惑にならないよう、自身の背後にも気を配り、予め裾をお尻の下に敷いておきましょう。
・衛生面
どんな座り方であれ、下着が直接座面に触れることは、自身や他人の衛生面から見ても"絶対に避けたい行為"です。
そのため、座面に直接下着が付くような場合は、お尻の下に何か敷く事がマナーとなっています。
正座をする場合も、足を崩したり、共用の正座椅子を使ったりする事を考慮し、何か敷くことが必要です。
膝に挟むほどの丈がないスカートの場合は、ハンカチを一枚敷いてから座ると良いでしょう。
正座に限らず座るときは裾をお尻の下に敷く習慣をつけましょう。
以上、【スカートは必ずお尻の下に敷く】という事を覚えていてください。
ただ正座をするのではなく、正しい正座をしましょう。
フレアスカートの場合は特にご注意ください。