やっぱり日本人は正座


掲載日:2003/11/20
投稿者:真島 一郎(兵庫県男性)

家の信仰の関係で、子供の頃から仏壇の前で正座をさせられてきた。朝と夜の1日に2回。時間はだいたい、1回につき30分くらいだっただろうか。小学生から中学生にかけての時期だったので、おおよそ4~5年くらい続いたと思う。身体の柔らかい時期に始めた正座だったので、それ程苦痛は感じなかったけれど、あまり楽しい日課とは言えなかった。(苦笑)その頃の影響もあると思うが、今でも正座が一番好きだ。と言っても、得意という訳ではない。むしろ、すぐに足が痺れるし、とてもじゃないが30分も続けることはできない。当然、足を何度も組み替えたり、崩したりしながらしかできない。もともと、典型的な日本人体型なので、正座がしっくりくるのだと思う。整体関係の本で読んだのだが、日本人の身体は正座した時が、一番安定するという様なことが書いてあった。それは、とても納得できる。今もコタツで正座しながらこの文章を書いているが、足を崩している時よりも、心身にまとまりが出来て、心も身体も安定している様に感じる。子供の頃に仏壇の前に坐る習慣がなければ、恐らく正座の素晴らしさを感じることはなかったかも知れない。やはり、心も身体も柔軟な時期に善い習慣を身に付けておくことは、とても大切だと新ためて思う。

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