お供え餅と正座


掲載日:2011/12/31
投稿者:コニー(秋田県女性)

12月はクリスマスや正月の準備等何かと忙しい。床の間や神棚等に飾るお供えの餅、鏡餅を飾るのは12月28日が最適で八が末広がりで日本ではよい数字だという。床の間に鏡餅を飾る時はきちっと正座して手を合わせて飾る家庭も多いだろう。鏡餅の由来は平安時代には、餅鏡と呼ばれていたが、鎌倉、室町時代になると鏡餅という現在にも馴染みの名前になった。古くから鏡は霊力を備えたものとして扱われていて餅は神聖な力が宿る食べ物とされていた。その餅を神の宿る鏡にみたてて形作ったものが鏡餅である。お正月に飾る鏡餅は訪れた年神が宿るとされてお供え餅やお雑煮の習慣と共に現代に生きている。お餅をお供えするとき、食べる時はきちっと正座して厳かな気分で備え食べたいものである。

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