第3回 いろいろな座り方の中での正座の立ち位置!

掲載日2015/02/15
著者橋詰 康子
イラスト中理 柴
 みなさんこんにちは!突然ですが、今どんな体勢でこの記事を見ていますか?多くの方は、スマートフォンで読んでいるでしょうから、椅子に楽に座っている方が多いでしょうか?あるいはパソコンで読んでくださっている方は、もしかしたら正座をしていらっしゃる方もいるかも?「座る」と一概に言っても、いろいろな座り方がありますよね。今回はそんな座り方のあれやこれをご紹介していこうと思います。

  • パソコンに向かう姿勢
  •  今、パソコンを日常的に使う方が多いですが、その時の姿勢のことを考えたことはありますか?疲労を感じない姿勢としては、背筋を伸ばして椅子に座って、マウスを使う手の肘を軽く上げて操作する、というものです。これは実は正座に近い姿勢なのです。正座を意識して、腰に力を入れて、背筋をまっすぐに保つことで、作業のミスも少なくなる、という指摘もあります。逆に、背筋を伸ばさずにパソコンをのぞき込んでいるだけでは、作業も質が良くなくなり、眼も疲れやすいです。
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  • 車を運転する姿勢
  •  同じく、車を運転するときも、あんまりゆったりした姿勢でなく、背筋を伸ばした姿勢がいいです。こちらも正座を意識して座ると、疲れを感じにくいです。長く運転する場合、どうしても注意力が大切になってきます。また、タクシーの運転手などには、シートが柔らかくなったため、会陰部が圧迫されて、前立腺の病気の方が多いそうです。やや硬めのシートに、背筋を伸ばして座ると、集中力が切れずに運転できます。
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  • あぐらについて
  •  「正座」とは、「正しい座り方」のことです。今の正座の形を、「正座」と呼ぶようになったのは、実はそう昔のことではないのです。以前は、あぐらが「正座」と呼ばれていたこともありました。立膝のことも正座と呼んでいたこともあります。それがいまの正座になって経緯は、第一回でご紹介しましたが、「正座」があぐらから今の正座になったことは、市民の生活が変わったことも表しているのです。

 一様に座るといっても、様々な座り方があります。しかし今の時代に沿った座り方を見ても、正座が生きていることがわかります。もちろん正座が常にいい姿勢、というわけではありません。デメリットな部分もあります。しかし、正座は日本人ならではのものとして、これからも受け継がれていくものだと思います。これからも日本人の文化として、正座を大事にしていきましょう。
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