正座

掲載日2004/04/22
投稿者八之進
正座の目的は、腹筋と背筋を鍛えることです。
背筋を伸ばし、肩の力を抜くことでこれらの筋肉が働き、鍛えられます。
直立活動する人間は、腹筋と背筋のつくる身体感覚をいつも感じており、この感覚は自分の経験の常に一部となっています。
つまり、この身体感覚は、ほとんどの記憶と結びついた記憶全体の絆となっています。

他人の顔を見ると彼がだれであるかわかる。タモリを見るとタモリであるとわかる。タモリに関する記憶の全体が働いているからです。
タモリの顔はタモリに関する記憶全体の絆となっています。
同様に直立による自分の身体感覚は自分の記憶全体の絆となっている。このため、この絆を強くすることで、記憶全体の働きを強め、記憶の混乱を防ぐことができます。

あがるとは、自分の普段の身体感覚を失うことによる記憶の混乱です。
肩に力が入る、心臓が異常に高まり、呼吸が乱れ、身体のいつもの状態が失われることで、そこに結びついた記憶全体の働きが弱くなるのです。
こうして、あがるとあなたの普段の実力が発揮されず、失敗してしまうのです。

正座によって、腹筋と背筋の働きを強化し、背筋を伸ばすことを習慣づけることで、その身体感覚が安定し、記憶全体の働きが強化されるのです。
たとえ緊張する場面に出ても、背筋を伸ばし、肩の力を抜くことができれば、腹筋と背筋のつくる身体感覚によって、あなたの記憶全体はその場面に有効な反応をすることはまちがいありません。

他人と付合うときはその他人の顔を見たり、思ったりしない限りうまく付合えないように、人が何かをやろうとすれば身体を感覚しない限り行動することはできないのです。
たとえば右手が今どうなっているか感じることができなければ右手を動かすことはできない。
自分の身体は今どうなっているか、姿勢はどうか、感じなければまともに動かすことができないのです。
つまり、人は行動するとき、自分の身体を常に感じているのです。
これによって、他人の顔が他人の記憶全体の絆になっているように、自分の身体感覚は、自分の記憶全体と結びついているのです。

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