正座とお尻


掲載日:2003/05/25
投稿者:じゅんぺー(東京都35才男性)

正座といえば、なにやら脚がどうしたとか何かとそちらのほうに話は行きがちですが窮屈に折り曲げた足先のかかと、その上に乗っかるお尻を忘れてはいけません。
といいますか、お尻あっての正座だと私は思います。特にいや、はっきり言ってしまえばこの場合女性に話を限定したい。
正座をすれば必然的に背筋は伸びて、顎は控えめに頤(おとがい)は鎖骨とのコントラストを鮮明に描き、全体として凛としたたたずまいになるものです。その決然とし、張り詰めたところに唯一場違いで不似合いな女性のお尻がまた唯一無二にしてなんともいえなく正座を正座たらしめているのです。特に着物の場合はその後姿はこれ即ち芸術といってかまわないでしょう。

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