ノスタルジック

掲載日2007/06/26
投稿者naka(愛知県41才女性)
むかし私の家の団欒の風景は正座だった。
卓袱台の前で正座をし、家族揃って食卓を囲む。
実家はカトリックを信心していた為、食事の前にはまずお祈り。「父と子と精霊との御名によりアーメン」
十字をきってから食事をする。
夕食はだいたい大黒柱の父を中心に母、そして私、妹、弟の5人全員が揃って卓袱台を囲んだ。
ささやかで有りがちな家族団欒の風景。
なんだかひどく昭和チックでノスタルジックな思い出だ。
あれから30年近く時が過ぎ私は結婚して子供も2人。
食事時に正座をする事は無く、夕食時に家族全員が揃う事も月のうち1回あるかどうかだ。
正直に言おう。私は正座が嫌いだった。けれど時々居住まいを正して正座をする。目を綴じると懐かしいセピアの風景が蘇るのだ。

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