[214]第20回 お葬式は正座が基本?脚は崩しちゃダメ?


発行日:2021/12/12
タイトル:第20回 お葬式は正座が基本?脚は崩しちゃダメ?
シリーズ名:WHAT IS 正座!?
シリーズ番号:20

分類:電子書籍
販売形式:ダウンロード販売
ファイル形式:pdf
販売価格:100円

著者:HASHI
イラスト:鬼倉 みのり

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https://seiza.booth.pm/items/3501011

本文

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 お葬式に参列、もしくは喪主を務めたことがある方も多いのではないでしょうか。一般的にお葬式はお通夜、葬儀、告別式という流れで行われますが、詳しいしきたりやマナーは地方によって異なります。しかし儀式中はどこかしらで正座をすることがあるということは全国で共通していることなのではないでしょうか。


・お葬式は正座が基本?椅子でもOK?

 お葬式で正座をしたことがあるという方は大半に及ぶと思います。例えば家族や親戚だけでお通夜を行う場合は、たいてい家の和室などで行われるため、僧侶の読経を聞きながら正座をすることになります。一方でセレモニー会場やホール、会館などで葬儀や告別式を行う場合は、事前に椅子が用意されているケースも少なくはありません。


 私の祖父のお葬式の場合は、規模が大きかったこともあり、葬儀と告別式は広めの会場で行われました。お通夜は家で行われたため和室で正座をすることになりましたが、葬儀と告別式はパイプ椅子が用意されていたため、親族の順番通りに席につき、立ったり座ったりしていたことを覚えています。

 葬儀や告別式の時は物心ついたときには椅子が用意されていたので、もしかしたら自宅以外の葬儀センターやホールでお葬式を行うようになってからは椅子での着席が基本になっていたのかもしれません。今の時代はテーブルと椅子が一般的ですし、和室がない家も増えているので今後はさらに椅子によるお葬式が増えるかもしれませんね。反対に和室で行うことが多いお通夜などは、今でも「正座をするのがマナー」という考えが浸透しているのではないでしょうか。


・お葬式の時は必ずしも正座をしなくてはいけない?

 ちなみにお葬式の時は必ずしも正座をしなくてはいけない、というわけではありません。実際に私がお通夜やお焼香の時に座布団の上に座ることになった時は、読経してくださった僧侶の方から「足は自由に崩してください」と言われました。しかし最初からドスンとあぐらをかいている方がいると、それはそれで見ている方は嫌な気分になりますよね。そう考えると、お葬式の際は無理しない程度に正座をするくらいの心持で良いのかもしれません。

 それでも周りの目が気になる方も多いでしょう。「周りは皆正座をしているのに自分だけ足を崩すわけには・・・」と思っている方もいるかもしれません。そういった場合は、読経の間だけでも正座を頑張ってみてはいかがでしょうか。僧侶の読経の時間は宗教によっても異なると思いますが、大体10分位で終わります。ちなみにもしお葬式の間ずっと正座をするとなると、大体1時間、長くて2時間くらい正座を維持する必要が出てきます。

・事前に椅子か正座かはわかる?

 葬儀センターやセレモニーホールなどで葬儀や告別式が行われる場合は、基本的には椅子が用意されていると考えても問題ないと思います。反対に、家でお通夜などを行う場合は和室に通されることが多いので、正座をすることになるケースが多いでしょう。もし椅子か正座かを事前に確認しておきたいという場合は、会場となっている葬儀センターやセレモニーホールなどに問い合わせてみても良いと思います。ぜひ参考にしてください。

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